マイルチャンピオンシップ [展望]
今年は京都競馬場が改修中のため、阪神コースで開催されるが、芝は時計こそ速いものの開催が進むにつれて徐々にパワーを要する馬場へシフトしている。
安田記念、スプリンターズステークスを勝ち、堂々の1番人気に推されているグランアレグリア、外回りのマイルなら持ち前の瞬発力で圧倒しても不思議はないが、先行勢も強力なため、敗れるパターンとしては差し遅れだろう。馬体増加でパワーアップしており、パワー勝負の阪神でも問題はない。
ただし今年は相手も強力で近年稀に見るハイレベルの組み合わせ、サリオスも来年はマイルGⅠ戦線の主役を張れる実力を持っており、調教の動きも申し分ないが、大外枠と今のデムーロ騎手への乗り替わりはプラス材料とは言えないか。
こと阪神のマイルに限れば面白いのはレシステンシア、突出したスピードの持続力はマイルGⅠ3勝のアドマイヤメジャー及び過去の産駒ではカレンブラックヒル、メジャーエンブレムを凌ぐダイワメジャー産駒の最高傑作と言えるポテンシャルと見ており、自分のペースで行ければハイラップを刻んでも簡単には止まらず、逆に後続に脚を使わせる形で押し切る可能性もあると見た。
アルゼンチン共和国杯 [馬券]
混戦模様だが距離延長がプラスとなりそうなサンレイポケット、左回りで外差しの利く馬場になりスムーズなら勝ち負けに持ち込めると見るが、展開を読むのは困難なので複勝一本とする。
天皇賞 [展望]
芝GⅠ8勝目が懸かるアーモンドアイ、ベストと思われる府中二千に盤石の態勢で挑む今回は、良馬場での開催も濃厚ならば、落とせない一戦だろうが、国枝師とルメール騎手なら自然体でレースに臨めるだろう。
春は宝塚記念を圧勝したクロノジェネシス、馬場悪化が大きなアドバンテージとなったのは確かだが、自身も成長しており府中二千も守備範囲なので、アーモンドアイを追う一番手であることに異論はない。
しかし、この二頭の決着であれば固いレースで手が出ないため、割って入れそうな馬を探したいが、消耗戦になると厳しいがスローの展開が濃厚ならば、好位から速い上がりを使えるダノンプレミアムに有利と見た。
馬券はダノンプレミアムから馬連で相手二頭に流す。